陸上トラックはなぜ左回りなのか
ー腰痛の原因はこれだー
皆さん、どのスポーツも左回りになっているのをご存知ですか?
陸上トラック、野球、スピードスケート、競輪など・・・・
陸上トラックの左回りには諸説あるが決定的理由を示す資料はなさそうです。
人間、腰の伸び方に左右差があります。しかし、大方の人は同じ又はあまり差はないと思っています。実は差があるのです。速いスピードで走ると(自転車、単車、スキーなど)腰の柔らかいほうに体を倒しやすいです。
自転車や単車など下り坂カーブでスピードが出ていると、ハンドルを切って回るのではなく体を倒して回ります。回りやすいほう回りにくいほうって感じたことありませんか。腰の柔らかいほうに体を深く倒しやすいです。なぜなら、体が起こしやすく安定し、バランスを取りやすいからです。
利き手とは日常的に使っている手を言い、利き足はボールを蹴る足と言われているみたいです。足について私の説では、歩いたり走ったりした時に地面を強く蹴る足が右足だと右型、左足だと左型に分類します。
ヨガ教室の生徒で、左型の人にボールをどちらの足で蹴りますかと聞くとほとんどの人が右足で蹴ると言っています。右型の人もほとんど右足で蹴ります。
右型の人は、右の内転筋・大腿四頭筋・大腰筋(足と腰がつながっている筋肉)などが発達し左に比べて伸びにくくなっています。(左型の人は逆です)
日常生活を送っているだけで左右差がでてきます。特に大腰筋が伸びにくくなっている事が腰痛の原因となります。ひどくなれば、脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアになりかねないです。
原因が分かれば予防ができます。ねじったり、体側の腰(大腰筋)を伸ばしてあげるといいでしょう。又、座った時の姿勢を良くするためにハムストリング筋を伸ばして骨盤から起こし腰を丸めないようにするといいでしょう。プラス、リラックスが重要です。今回は細かい説明はしませんが、リラックスは簡単なようで難しいです。
二歳になる孫(男)がジャンプした時、左に回転していました。この子は右型です。上手と褒めると、それを見ていた五歳の孫娘がジャンプして右に回転していました。この子は左型です。この子達は本能で回っているのです。(強い足で蹴っています。)
後日、小学校三年生の孫娘にジャンプして回ってみせてと言うと、どちらに回るのと聞いてきました。考えてから行動に入りました。右回転がきれいに回れました。この子は左型です。
ある小学校の五年生全生徒40名に足が速くなるヨガを教えに行きました。
調べた結果
男子生徒 20人中 17人 右型 (85%)
女子生徒 20人中 17人 左型 (85%)
私の家系では
男性 19人中 15人 右型 (79%)
女性 21人中 14人 左型 (67%)
日本陸上競技大会で、100m走のスタート時右足を後ろに引いている男性が約8割いました。この人達は右型です。
スポーツは男性社会から始まりました。男性は左回りしやすい右型の割合が多いから全てのスポーツは左回りになっていると思います。
右回りしやすい左型の割合が多い女性が始めていたならば右回りになっていたでしょう。
右型の人が右回りだとコーナーでオーバーランしたりスピードを落としたりしないと走れません。左型の人は逆で左回りはハンディーになります。しかし、左回りに慣れているので気が付かないのでしょう。(左型のサニーブラウンさんは200m走の時コーナーは回りにくそうに走っていました。2021年の陸上日本選手権での小池さんも左型でスタート時左足を後ろに引いていました。コーナーは走りずらく遅れをとっていましたが直線で追い上げました。)
短距離走での右型の人は、右足を後ろに引きスタートすると第一歩がスムーズに出ます。学校の子供たちは、右にならいで右足を後ろに引いています。左型の子供が左足を後ろに引くようにして練習するとタイムがアップしました。
物を遠くに投げる場合(ボール・砲丸・槍など)
右型の人は右手で、左型の人は左手で投げた方が足・腰・手・体全体を上手く使えて遠くに投げることができます。左型の人で右利きの人は慣れるまでは難しいでしょう。小さい時から左手でボールを投げるようにすれば、色々なスポーツにも影響してきます。バレーボール・バスケットボール・テニス・卓球など・・・
野球のバッティングでは、右型の人は左バッターボックスに立ち右足で踏ん張って引っ張るように打てば力強く打てます。左の腰が柔らかいのでバットを振りぬくことが出来ます。その時バットの回転が球にかかりより遠くに飛びます。
右型の、阪神タイガースの佐藤選手やエンゼルスの大谷選手は左バッターボックスに立ち振りぬけて当たったときは速く遠くに飛んでいます。同じく右型のテニスの錦織選手はバックハンドが得意です。
小学2年の孫娘は左型で右投げでした。脚・腰を使ってボールの投げ方を教え右・左交互にしたら左投げの方が上手になりました。そして、バトミントンも右手より左手の方が上手に強く打つことが出来るようになっています。
スポーツで右型、左型が分かれば指導方法も変わってきます。
練習したからと言って左型が右型に変えられるか、それは不可能です。なぜなら尾てい
骨の左右の向きに関係があります。右型の人は、生まれながらに尾てい骨が中に巻くように左に向いています。左型の人は右に向いています。真っすぐの人はいません。ヨガ教室の生徒(100名以上)で調べた結果そうなっていました。
右型の人は、本能で右足を強く蹴っています。(左型の人は逆です)
お腹にいるときからです。
右型の私は意識して左足で強く蹴って歩く練習をしましたが、意識しないと右足のほうで強く蹴っていました。左右差は変えられないです。
小さい時から左型の人は左手で、右型の人は右手でボールを投げるようにすればスポーツがもっと楽しくなるでしょう。
利き手は後天的(習慣)だから変えることはできます。しかし、年を取ればとるほど変えることは難しくなってきます。
すごい発見だと思います。